Holes
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気になる口コミレビュー・コメント!
- 生まれてからこの方、いったい何冊の本を読んできたかわかりませんが、この作品ほど見事なストーリーのまとまり方した本に出会ったことはありません。最初に読み終えたとき、こんなすごい話を生み出した作者がいることが信じられませんでした。
冤罪で荒野の中の矯正所に入れられ、来る日も来る日も穴を掘らされる主人公のStanleyを中心に、彼の曾お爺さんと曾曾お爺さんの時代の3つのストーリーが同時に進行して生きます。それぞれ何のつながりもなさそうに見える3つの筋が、最後に見事なまでに嵌りあって一つに結ばれていきます。
素晴らしいのはストーリー展開だけではありません。外の世界でいじめられっこだった主人公、そして矯正所の中で同じように扱われているZeroniの二人の間に芽生えていく友情。二人が協力して死の淵から生還していく場面と、お互いの命をかけて助け合っていく姿には強く感動させられます。
英語は平易で、量はハリーポッターの1巻より若干短い程度でしょうか。
最初の取っ掛かりからしばらくは単調で暗めの展開が続くので、挫折しそうになるかも知れません。でもだまされたと思って読み進んでみてください。後半の盛り上がりと、3つのストーリーが見事に1つにつながりエンディングに導かれる流れは絶句するほどのすばらしさです。これを上回る読後の爽快感が味わえる作品は、そうそうお目にかかることはできません。
どんな人にも薦めることができる最高の作品です。 - とにかくこれでもかと、悲惨なことが続きますが、
最後には、胸がすかっとすること間違いなし。
何よりも、そのきっかけになる、「ゼロ」の存在が私のつぼにはまりました。
彼の言葉や行動にはとにかく泣かされます。
主人公が彼に字を教えるシーンは、是非、中学生や高校生に読ませたいところです。
何よりも、これが二人を救うことになるのですから、、、 - 英語の力としてはHolesが読めるようになると、ペーパーバックの読書を開始できます。
ストーリーに引き込まれるかどうかで英語力を試すことができる本です。
なによりも話が面白いので、英語の学習をしている人は、まず持っていて
損はない本です。
前半に出てくる昔の出来事と最後の結末が頭の中でつながったら、Holesを読むことが
できたといえます。もしもつながらない場合は、最初のほうに戻って読み直すと
合点がいきます。
分からない単語は飛ばして、話の流れが追えれば良いので、気にせず読んでください。
大人にも「私にも洋書が読めた!」という達成感が得られる良い入門書です。
万が一挫折しても、いったん棚にあげておいて、Graded Readers等で英語の読書の
修行をしてから、再チャレンジすればよいのです。
前半の穴を掘り始めるところにたどりつければ、最後までストーリーを
追うことができます。 - 主人公のスタンリーは、自分の名前が、前後どちらから読んでも同じなので、案外気に入っている(Stanley Yelnats)、という文から始まる本書は、その文の通り子供の為の作品である。無実の罪で子供のための更生施設に入れられたスタンリーは、性格形成のためという名目で、他の子供達とひたすら穴掘りを命ぜられる・・・私くらいのおやじになると、もう、この辺りで子供達が可愛そうで切なくなってくる。スタンリーのいるグループの子供達は、皆、ひねくれていて、育てられた環境を想像させるからだ。
しかし、本作がなぜ、いつもアマゾンで人気の上位にいるのだろうか?どこかの学校の教科書に指定されているのだろうか?誰か有名評論家が絶賛しているのだろうか?どちらにしても人気が高いのをあてに購入した私は、正解だったと思う。水のない湖畔での生活、冒険あり、おとぎ話あり、奇妙な生物ありで、私としては、久々の星4つ。更生施設を飛び出したスタンリーは、穴掘りには別の目的があることに気が付いていく・・・
子供用の本だから、使っている単語も簡単で、変な省略もないし、美しいくらい見本となる英文だから誰にでもおすすめできる。是非、高校生や大学生に読んで頂きたい。 - レビューで良い本のようなので買ってみたのですが、、、
紙が茶色っぽいのと字が小さくて老眼には辛いので、、、
朗読CDも買って聞きながら読んでみました!
ネイティブの小中学生が対象なので、ともかく早いです!
CD1枚(約70分)で60ページ読みます!
CD4枚で233ページを早口で読み切ります!
比較するならハリーポッターの朗読CDよりも早いです!
ですから最初は聞きとれない感じもあったのですが、、、
2枚目には耳が慣れてきて大丈夫になりました!
ですからTOEICなどのリスニングの耳ならしにもなるかも?
お話は良いお話ですが子供の本にしてはシリアスな内容です。 - これでもか、これでもか、というぐらい複線が出てきて、
昔の話と今の話が交錯していく、本当によくできたストーリーでした。
過去の話と現在の話の接点が見えたときに、
「この名前はもしかして・・」「おおっ! そんな関係が!」と
楽しい驚きを感じました。(これ以上はネタバレになるのでやめておきます)
英語はハリーポッターを読めた人ならば、楽に読めると思います。
ちょっとした謎解き気分を味わえるので、読み終わったときには
パズルが解けたような気分になりましたよ。 - 初めてこの本を読んだのは、中学一年生でした。本のストーリーは読みやすく、分かりやすく、面白い場面が多く含まれています。この本のあらすじは主人公が運悪く警察に捕まり、キャンプ・グリーン・レイクと言うキャンプに送られ毎日、穴を一個掘らなければなりませんでした。しかし、そこには様々な苦労、冒険そして友情が生まれてくるあらすじです。本の特長はストーリーがスムーズに流れることです。僕はこの本をお勧めします。
- アメリカで児童文学賞を受賞し,ディズニー映画にもなったというこの話。
無実の罪で少年院に送られた少年スタンリー。
これも我が家伝統の「運のなさ」だとあきらめ顔。
だが,少年院で毎日穴掘り作業をするスタンリーの物語が,
その土地に関わる二つの伝説と交錯しながら,
パズルのようにピタピタと符合していき,最後には・・・。
児童文学ながら凝ったプロット,美女の登場,遠い昔の恋物語も
散りばめられ,とても楽しめます。
個人的には,ガラガラヘビの毒液をマニキュアにしている少年院の女所長がコミカルで好きかも。
英語もかなり読みやすく,テンポよく数ページで章が変わるので,洋書ビギナーも全然OKだと思います。 - たまたま出会ったこの本に圧倒的に魅了されてしまいました。偶然か必然か、過去と現在がメビウスの輪の如く繋がる不思議。シンプルかつ小刻みにテンポ良い、力強い文章。ページを捲る手が止まらない!想像力を大いに掻き立てられる、とにかくお薦めの1冊です!
- 英語を勉強しはじめて、GRのレベル0~2程度の本なら1-2時間程度で読める程度のレベルの自分ですが、この本は一旦読み始めたら辞められない止まらない。わずか3日で読みきることができました。
1つ1つのエピソードが短くて小気味よく、無実の罪で少年更正施設に送られてひたすら穴を掘ることになったついてないスタンリー少年、豚を盗んで呪いをかけられたスタンリー曾曾曾祖父、キスをした相手を皆殺しにする女強盗、グリーンレイクがひあがった話……、一見とりとめのないこれらのエピソードが、ふとした弾みに繋がっていくたんびにゾクゾクせずにはいられません。
そんなストーリーの面白さもさることながら、辛い少年更正施設で友情を結んでいくスタンリーとゼロに涙が出ます。
日本語でもちらっと読みましたが、この小説は英語にまだ読みなれてなくてすらすら読めない人間がじわじわと「次はどうなるんだろう!」と読めない自分をもどかしく思いながら読んだほうが絶対面白いと思います。
久しぶりに本を読むのに時間がかかっていた子供の頃を思い出しました。